ご挨拶

松丸 祐司

第32回日本血管内治療学会学術総会

会長 松丸 祐司

筑波大学 医学医療系 脳神経外科 教授
筑波大学附属病院 脳卒中科

第32回日本血管内治療学会学術総会は、2026年7月4-5日の2日間、東京駅日本橋口に隣接するステーションコンファレンス東京 で開催いたします。

本学会は血管内治療を行う4領域のクロストークが行われ、他領域のトレンド、テクニック、最新デバイスの知見が得られる貴重な会です。そのためテーマの1つを「他領域に学ぶ」といたしました。また血管内治療は革新的なデバイスにより適応が拡大し、治療成績が向上しました。「医療機器開発」はこの領域の重要な関心事であり、2つめのテーマとしました。

本学会では、4領域のエキスパートが集合するメリットを活かすため、各領域に共通する問題点や、その領域での未解決な問題を議論し、他領域に学び解決の糸口を見つけたいと思います。

またこの治療法の黎明期には、海外で学び海外からのデバイスの導入を待っていましたが、本邦での治療技術はすでに世界レベルにあり、我々の経験や技術によるデバイス開発がもっと行われるべきと考えます。そのためのヒントや方法も是非ともこの学会で議論したいと思います。さらに第32回学術総会では長谷部光泉会長がピッチコンテストを行いましたが、大変好評でした。是非とも今年も企画したいので、新規デバイスや治療法に関するアイデアをお持ちの方は、提案していただきたいと思います。

今回は私が会長を拝命いたしましたが、充実したプログラム編成には多くの先生の協力は必要であり、大阪医科歯科大学 放射線診断・IVR科教授 大須賀慶悟先生、大阪けいさつ病院 循環器内科部長 飯田修先生、埼玉循環器呼吸器病センター 血管外科科長 原正幸先生、虎の門病院脳神経血管内治療科部長 鶴田和太郎先生に、各領域のリーダーになっていただきました。これらの先生と多くのことを学べるプログラムを企画しますので、是非ともご参加ください。

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